こんにちは。
連休明け早々にコロナの影響で子どもが休みになり、連休気分がなかなか抜けない私です。
「子どもはあっという間に大きくなる」とはよく聞く話で、子どもが小学校〜中学校までの内にお金を貯めておくよう折に触れて上司から言われた経験があります。
今回は、いつか必ず相対する事になる子どもの教育資金問題に備えてジュニアNISAの活用について調べてみました。
2023年までで廃止決定!ジュニアNISAについて
2016年からスタートしていたジュニアNISA(正式名称:未成年者少額投資非課税制度)
利用できるのは、日本に住んでいる未成年の方(口座を開設する年の1月1日時点で0〜19歳、成年年齢の引き下げに伴い、2023年は0〜17歳)
実質は2親等以内の親族(両親・祖父母等)が口座開設を申し込み、運用を管理します。
通常、株式や投資信託等を購入した後、値上がりした際に売却した場合、その利益(譲渡益)には約20%の税金が課せられます。
仮に10万円利益が場合、約2万円が税金として天引きされるということです。
株式や投資信託等を保有している間に配当金等を受け取る場合も同様に約20%税金が天引きされます。
その税金が、ジュニアNISA口座では、非課税(税金が取られない)になります。
投資は元本割れのリスクもありますし、必ず譲渡益や配当金をもらえる訳ではありません。
しかし、一般的に投資期間は長期間になるほど損する確率が低くなると言われています。
投資だけで教育資金を確保しようとすると不確定要素が大きくなってしまうと思いますが、
貯蓄と並行して利用していくのであれば検討の余地ありです。
ポイントを整理すると以下の通りです。
・子どもや孫の将来のために長期投資ができる制度
・未成年の方の証券口座で非課税で投資ができる
・運用管理者(代理で運用を管理する者)は親権者等
・非課税投資枠は毎年80万円が上限
未使用分があっても翌年以降への繰り越しはできない
・非課税期間は最長5年間
非課税期間終了後も新たな非課税投資枠への移管(ロールオーバー)を行えば、
課税されずに継続保有が可能
・払出し制限あり(払出し…証券口座から金銭を引き出すこと)
3月31日時点で18歳である年の前年12月31日までの間は、原則として払出し不可
※払出しを行った場合は過去の利益に対して税金がかかり、口座は廃止になる
※ただし、災害等やむを得ない場合には、非課税での払出し可能
払出し制限があることで、途中で引き出すこともできず使いにくさがあるように感じます。
しかし、制度の廃止決定により、2024年からはこの払出し制限がなくなる見通しなんです。
2024年以降は何が変わるの?
2023年までで既に廃止が決定しているジュニアNISAという制度。
そのため、2024年以降は新規購入ができなくなります。
他にもいくつか抑えておきたいポイントがあります。
・株式、投資信託等の新規購入ができなくなる
・払出し制限がなくなる
年齢や理由に関わらず、非課税で払出しが可能になる
※払出しをした場合、ジュニアNISAの口座は廃止することになる
・当初の非課税期間(5年間)の満了を迎えた場合
→18歳になるまで引き続き非課税で保有、運用できます
ロールオーバーは不要
・子どもが成人したら、NISA口座を開設してそちらへ移管することもできる
今年と来年で80万円ずつ非課税枠を利用すれば、最大160万円を子どもが18歳になるまで非課税で運用できます。
子どもが小さくて運用期間が最低でも10年以上取れるようなら活用を検討する余地はありそうです。
我が家では、上の子のジュニアNISA口座を開設して運用していますが、そろそろ下の子の分も始めようかと考えています。
株式や投資信託のどの商品を購入するか、夫と相談しながら長期保有に適したものを検討したいと思います。
子育て中のみなさまの参考になれば幸いです。
今回のブログ記事を書くにあたり参考にさせていただいたサイト
金融庁HP https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/junior/overview/index.html
リベラルアーツ大学HP https://liberaluni.com/junior-nisa#NISA-9
リベ大はYou Tubeで動画による解説もあっていつも参考にさせていただいています。